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猫背で呼吸が浅くなっていませんか?

姿勢 猫背

皆さんは猫背で呼吸が浅くなるのはご存知ですか?

今回はそんな呼吸について詳しくみていきましょう!

呼吸って【内呼吸】と【外呼吸】に分けられます。

【内呼吸】
動物体内で血液と細胞との間で行われるガス交換、および細胞が酸素を得て養分を二酸化炭素と水とに分解し、エネルギーを発生する過程。細胞呼吸。組織呼吸。

【外呼吸】
生物が外界から酸素を体内にとり入れ、二酸化炭素を排出するガス交換。肺呼吸・皮膚呼吸・えら呼吸など。

大辞林 第三版 より

ちょっとややこしいですね・・・
要するに、生きていくために必要なエネルギーを取り出すために酸素を取り入れ、燃えカスとなった二酸化炭素を吐き出すために呼吸をするのです。

更にかみ砕いて解説すると、エネルギーをつくるための材料はいろいろ必要ですが、その中でも絶対になくてはならないものが、ブドウ糖と酸素です。
ブドウ糖は、体の中で食べ物から作られます。 一方、酸素は体の中で作る事ができないので、空気の中から呼吸によって体の中に取り入れなければならないのですね。

皆さんは1日に呼吸をどれくらい行うと思いますか?

私たちは1回の呼吸で約500mlの空気を吸い、1日に約28,800回も呼吸をしています。
また、運動をすると酸素を使う量が多くなるので、呼吸の回数はもっと多くなります。

体重50kgの人の場合の1日の呼吸量を計算すると
0.5ℓ×28,800回=14,400ℓ
約20kg。
これは、ご飯にすると約100杯分にもなるんですって!?
そんな量のものなら雑にせずに、出来る事なら大切にしようと思いませんか??

そして、呼吸で大切になる臓器は肺です。
しかし、肺には筋肉がないので、自らふくらんだり、縮んだりする事はできません。
では、どうやって息を吸ったり、吐いたりしているのでしょう?

この秘密は、肺にあるのではなく、肺を包んでいる胸腔(胸郭)や横隔膜にあります。
胸腔は、肋骨とその間をつなぐ筋肉に囲まれた肺を包むケースのようなもので、底には横隔膜の蓋がしてあります。

横隔膜が縮んで下がると、胸腔が膨らみ、肺の中に空気が入って息を吸う事ができます。
反対に横隔膜が伸びて上がると胸腔は萎み、肺の中の空気が出て息を吐く事ができます。

これは姿勢にも大きく関係してきます。
胸腔の外部で覆ってる部分を胸郭と言いますが、胸郭の動きが小さくなるのは背中の硬さがあるからです。

背中の硬さが、胸郭を構成する、胸骨・胸椎・肋骨・横隔膜の動きを妨げるのですね。
また、呼吸が悪ければ自律神経の働きも悪くなります。

姿勢と呼吸について書くと更に長くなるので、今回はこの辺にしておきましょう。

呼吸ってとても大切なエネルギー要素なんです。
呼吸が正しく出来ていなければ身体は常に疲れた状態にもなってしまいます。
呼吸の質を高めるためには、まずは姿勢を正せるようにしましょう。

もちろん、猫背では呼吸は良くなりませんよ!

猫背・姿勢のお悩みなら、みらく鍼灸整骨院へお越しください。

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